お手頃価格で購入でき、使用用途も最低限スマートフォンが複数回満充電できれば良い
と言った観点から”【お手頃】非常時にオススメのポータブル電源“として
記事にしておりますが、今回の記事ではもう少し踏み込んでスマホの充電のみならず
少し消費電力の多い家電製品も使用可能なポータブル電源について紹介します!
今回の記事を読んでいただくと、
既に電源容量の小さいポータブル電源を持っているが、
少し上の電源容量を購入するか迷っている。
これからポータブル電源の購入を予定しているが、スマホの充電だけではなく
防災の観点から、他にも動かしたい家電製品があるのでどの製品がいいか…
と考えている読者の方の製品選びの助けになると思いますので
ぜひ最後までご覧ください!
防災上必要な備蓄について
首相官邸の公式サイトより、ライフラインが止まった場合の備蓄の例が載っております。
その中で3日分の食料や飲料水を用意することとして話が進められているので、
今回の記事でも3日間を耐え抜ける最低限の電力を念頭に置いて話を進めていこうと思っております。
非常時に動くと嬉しい(必要な)家電製品は…?
非常時に必要な家電製品といっても、世の中には家電製品が溢れていて分かりませんよね。
私が考える、非常時に動くと嬉しい(必要な)家電製品は次の通りです。
・スマートフォン(情報収集が一番大事なためこれは外せません)
・温度調整家電(電気毛布、扇風機)
・PC
・冷蔵庫
・テレビ
一時的な停電であれば、大容量のポータブル電源を使用することで
10時間程度は冷蔵庫の電力を賄うことが可能ですが、今回は3日間という設定なので
外しておきたいと思います。
生きていく上で、最低限必要な家電製品は
スマートフォンやPC等の通信機器および温度調整用の家電とします!!
スマートフォン
スマートフォンの定格消費電力は私では調べることができませんでしたので、
Jackery公式ページより引用させていただきたいと思います。
1回充電にかかる消費電力は18Wと記載されているので、
18Wで計算します。
電気毛布・敷布団
アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」より画像引用
定格消費電力が55Wとなっているので、最大温度使用時ではなく、中間くらいの適温での利用を想定して、1時間あたりの使用電力を「30W」として考えていきます!
扇風機
アイリスオーヤマ公式通販サイト「アイリスプラザ」より画像引用
定格消費電力が25Wとなっているので、最大温度使用時ではなく、中間くらいの適温での利用を想定して、1時間あたりの使用電力を「15W」として考えていきます!
定格消費電力とは、ある電気製品の最大出力時の消費電力を示しています。
最大出力とは、その電気製品で最大の能力を発揮した時の消費電力です。
実際に使用している時の消費電力は、最大出力でない場合もあり、必ずしも、最大消費電力を使用しているわけではありません。
一人暮らしの方におすすめのポータブル電源
1人暮らしの方が、被災時に住宅避難する場合、または車中泊をする場合に必要なポータブル電源の容量を満たす製品を紹介していきます。
基本として、
・スマートフォン1日に1回満充電。×3日
・温度調整用の家電製品を就寝時に利用(1日8時間)×2日
として計算していきます。
Jackery ポータブル電源 708
【製品情報】
電池容量 | 708Wh |
重量 | 6.8Kg |
出力 | AC /シガーソケット/USB |
サイズ(横×奥行×高さ) | 299.7*191.5*190.5mm |
価格 | ¥76,800 |
スマートフォン充電(18W×3日) | 54Wh使用(708Wh−54W=654Wh残) |
(実際は変換効率等を考慮しなければならないので、この通りの稼働時間とはなりませんが、概算の時間として参考にしていただければと思います)
スマートフォンを3回充電することを考慮して残った充電容量は654Whとなり、そこから温度調節用家電の使用時間を算出していきます。
【30Wの電気毛布・敷布団の場合】
654Wh ÷ 30W = 21.8 = 21時間48分
となり、およそ22時間使用することができるので、就寝時の1日8時間をフルで使っても
6時間分は電力が余ります。
【15Wの扇風機を利用した場合】
654Wh ÷ 15W = 43.6 = 43時間36分
となり、43時間以上は使用できる計算となります。そのため、就寝時に8時間使用しても
27時間分以上は余剰電力が生まれるため、日中の温度管理にも利用することができます!
PowerArQ2
【製品情報】
電池容量 | 500Wh |
重量 | 6.2Kg |
出力 | AC /シガーソケット/USB ※ワイヤレス充電出力対応 |
サイズ | 26×19.1×19.5cm |
価格 | ¥59,800 |
スマートフォン充電(18W×3日) | 54Wh使用(500Wh−54W=446Wh残) |
(実際は変換効率等を考慮しなければならないので、この通りの稼働時間とはなりませんが、概算の時間として参考にしていただければと思います)
スマートフォンを3回充電することを考慮して残った充電容量は446Whとなり、そこから温度調節用家電の使用時間を算出していきます。
【30Wの電気毛布・敷布団の場合】
446Wh ÷ 30W = 14.8 = 14時間48分
となり、およそ14時間使用することができるので、就寝時の1日8時間をフルで使用することはできませんが、7時間ほどは使うことができるので許容範囲かと思います。
【15Wの扇風機を利用した場合】
446Wh ÷ 15W = 29.7 = 29時間42分
となり、29時間以上は使用できる計算となります。そのため、就寝時に8時間使用しても
13時間分以上は余剰電力が生まれるため、日中の温度管理にも利用することができます!
BLUETTI EB70
【製品情報】
電池容量 | 716Wh |
重量 | 9.7Kg |
出力 | AC /シガーソケット/USB |
サイズ | 320*217*222mm |
価格 | ¥78,980 |
スマートフォン充電(18W×3日) | 54Wh使用(716Wh−54W=662Wh残) |
(実際は変換効率等を考慮しなければならないので、この通りの稼働時間とはなりませんが、概算の時間として参考にしていただければと思います)
スマートフォンを3回充電することを考慮して残った充電容量は662Whとなり、そこから温度調節用家電の使用時間を算出していきます。
【30Wの電気毛布・敷布団の場合】
662Wh ÷ 30W = 22.06 = 22時間
となり、およそ22時間使用することができるので、就寝時の1日8時間をフルで使用しても6時間は余剰電力があります。
【15Wの扇風機を利用した場合】
662Wh ÷ 15W = 44.1 = 44時間6分
となり、44時間以上は使用できる計算となります。そのため、就寝時に8時間使用しても
28時間分以上は余剰電力が生まれるため、日中の温度管理にも利用することができます!
家族がいる方におすすめのポータブル電源
現在、別記事にて執筆中のため少々お待ちください!!
まとめ
価格がとても安いと言えない買い物なので、自分自身の状況を考えて本当に購入の必要があるのか。
「モバイルバッテリーで事足りるんじゃないか」「窓を開けて寝れば、暑くないし、冬場も着込んだりしれば凌げるんではないか」
ということも十分に考えて購入を検討するべきだと思います!
持っていて絶対といっても過言でないほどの安心感があるポータブル電源ですが
そのデメリットは価格の高さにあります。
スマートフォンの充電だけできれば事足りるという方はモバイルバッテリーや
下記の記事で紹介している低容量のポータブル電源を準備することでも良いかと思います!
「【お手頃】非常時にオススメのポータブル電源」の記事はこちら
今後も読者の皆様に有益な情報を発信し、ポータブル電源の購入の際に役立つ情報をお伝えしていけるように頑張りたいと思います。
今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました♪